2018年08月16日

「オーストラリア now」
ニュースまとめ 2018年8月号

「オーストラリア now」
ニュースまとめ 2018年8月号

熱波や台風が日本を襲った今年の夏、日本各地を移動する中で、多くの方々が困難な状況に立ち向かう姿に勇気づけられました。

とりわけ先月の豪雨に被害を受け、その余波から立ち直る間もなく、猛暑の被害に遭われた方々には、強い同情の念を禁じ得ません。影響を受けた全ての個人、ご家族の皆様が、一刻も早く以前の暮らしに戻れるよう切に願っています。

今月は「オーストラリア now」の目玉イベントのひとつ、「イダキ:ディジュリドゥ、オーストラリア大地の音」展のオープニングに立ち会うため、「大地の芸術祭-越後妻有アートトリエンナーレ2018」が開催中の新潟県を訪れました。この世界最古の楽器のことを教えてくれる大型展覧会は、9月まで開催されます。何万という数の方々が、足を運んでくださると予想されます。

また広島、長崎での平和記念式典に出席するため西日本を訪れ、宇宙航空研究開発機構の種子島宇宙センターに足を運びました。オーストラリアでは、7月1日に宇宙庁が発足しており、この将来が楽しみな分野において、両国が協力を深めていけるよう期待しています。

リチャード・コート

駐日オーストラリア大使

-オーストラリアの人口は8月7日、ついに2,500万人を突破しました。3年後には、2,600万人に到達すると見込まれています。

-7月7日-8月26日:ユニバーサル・プリンシプルズ:環境的課題をリセットするオーストラリア建築の試み

-7月14日-9月2日:見て・触れて・学べる体験型ショー恐竜どうぶつ園

-7月29日-9月17日:「イダキ: ディジュリドゥ、オーストラリア大地の音」展

-7月14日-9月17日:ホセイン・ヴァラマネシュとアンジェラ・ヴァラマネシュが大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2018に参加

-8月4日-8月22日:テラピン・パペット・シアター: 小さな島とエヴァ

-9月1日-9月10日: Australian Jazz Journey at Tokyo and Iwate Jazz Festivals

-9月3日-9月29日: リトル・ペンギン・カップ

-9月9日: ライフセーバーの交流プログラムと、オーストラリア方式のサーフ・ライフセービング競技会の日本導入

-9月10日:日豪医療研究シンポジウム

-9月13日: 在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所 グルメ・フード&ワイン交流レセプション

オーストラリアのアーネムランドと、日本の新潟県の共通点は何でしょう? 答えは、共にオーストラリアを代表する音イダキ(ディジュリドゥ)の拠点となっていることです。「イダキ:ディジュリドゥ、オーストラリア大地の音」展は、「越後妻有-大地の芸術祭2018」の一環として現在開催中です。

「オーストラリア now」のプログラムである本展は、アーネムランドに暮らすヨルングの人々の観点から、ディジュリドゥの物語を紹介する試みです。コート大使は新潟県を訪れ、キュレーターであるジョン・カーティ―氏と共に本展のオープニングに立ち会いました。

本展は9月17日まで開催され、9月8日にはディジュリドゥの演奏家ジャルー・グルウィウィ氏と日本のGOMA氏によるセッションが行われます。

南オーストラリア博物館とオーストラリア国立博物館の協力を得て、日本で開催された本展は「オーストラリア now」のパートナーや、豪日交流基金オーストラリア文化外交補助金プログラムの助成を受けています。

コート大使とキュレーターのジョン・カーティ―氏、越後妻有-大地の芸術祭2018「イダキ:ディジュリドゥ、オーストラリア大地の音」展のオープニングにて
写真提供:オーストラリア大使館

コンテンポラリー・アート界におけるオーストラリアの活躍ぶりについては、開催中の世界最大の野外芸術祭「大地の芸術祭-越後妻有アートトリエンナーレ2018」で実感することができます。

「イダキ:ディジュリドゥ、オーストラリア大地の音」展のオープニングに出席したコート大使は、オーストラリアのホセイン&アンジェラ・ヴァラマナシュ両氏の新作を鑑賞しました。「オーストラリア now」の一環として、この芸術祭には両氏のほか、シドニーのアーティストであるスー・ペドレー氏が参加しています。

大使はまた、この機会に十日町市の浦田地区を訪問しオーストラリア・ハウスに対する日頃の支援に謝意を伝えました。アンドリュー・バーンズが設計したこの建物により、オーストラリアは、越後妻有の野外スペースに専用の施設を最初に作った国となりました。

新潟県にあるオーストラリア・ハウスで、ホセイン&アンジェラ・ヴァラマナシュ両氏の新作を鑑賞するコート大使
写真提供:オーストラリア大使館

8月は地域外交の分野で、多くの進展が見られました。オーストラリアと日本、米国は、自由で開かれた、包括的で繁栄するインド太平洋地域の実現に向け、共に取り組んでいます。

オーストラリアのジュリー・ビショップ外務大臣と、日本の河野太郎外務大臣、米国のマイケル・ポンぺオ国務長官は、8月4日にシンガポールで行われた第8回日米豪閣僚級戦略対話で、協力を強化する意向を確認しました。

この対話は、三か国がインフラ投資のため、インド太平洋地域に、新しいパートナーシップを共同で立ち上げることを発表した直後に開かれました。このパートナーシップは、インフラを構築し、開発面での課題に対処すると共に、連結性(コネクティビティ)を高め、地域全体に経済成長を促すのを目指しています。

シンガポールでASEAN地域フォーラムが開催された際に、会合を行った(左から)河野太郎外務大臣とオーストラリアのジュリー・ビショップ外務大臣、米国のマイケル・ポンぺオ国務長官
写真提供:外務貿易省

「オーストラリア now」の一環として来日したリビー・ライオンズ職場ジェンダー庁長官が、第23回国際女性ビジネス会議に参加し、職場のジェンダー平等におけるオーストラリアの取り組みを説明しました。

ライオンズ長官は、格差のない職場づくりについての議論にパネリストとして出席し、日豪がジェンダー平等のために、いかにお互いから学べるのかについて語りました。

コート大使は、ライオンズ長官や日本で格差の是正に取り組む方々のために、特別レセプションを開催しました。当日は「オーストラリア now」の親善大使を務める小島慶子氏や、牧山ひろえ参議院議員、小野田紀美参議院議員、武川恵子内閣府元男女共同参画局長、メラニー・ブロックANZCCJ名誉会頭、内永ゆか子NPO法人J-Win理事長、坂東眞理子昭和女子大学理事長などが集まりました。

左よりコート大使、「オーストラリア now」イベントのため来日したリビー・ライオンズ職場ジェンダー庁長官、大使夫人、小島慶子親善大使
写真提供:オーストラリア大使館

グルメなフードに人気が高いのは、日本もオーストラリアも同じです。9月13日に開催が決定した、在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所のグルメ・フード&ワイン交流レセプションには、今から期待で胸が高鳴ります。

この日、会場の大使館庭園は、一夜限りのグルメ・パラダイスへと姿を変え、Salt Tokyoのセレブシェフ、ルーク・マンガン氏による最良のオーストラリア(&ニュージランド)料理や、素晴らしいワインの数々を提供します。

在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所と東京商工会議所が合同で主催するこのパーティーは、「オーストラリア now」の一イベントとなっています。お見逃しのないように!

毎年の開催が予定される、在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所グルメ・フード&ワイン交流レセプションに集まったゲストの方々
写真提供:在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所

タスマニアを拠点とした人形劇団テラピン・パペット・シアターによる舞台公演「小さな島とエヴァ」が、愛知県芸術劇場で行われ、チケットが全回で完売となるなど、好評を博しました。

日豪のパペット操者が協力して、観客の方々に、環境の変化や、変わりゆく世界における難民の苦悩といった考えさせられるテーマを問いかけました。

公演は愛知県各地において、8月22日まで行われます。

822日まで愛知県で公演が行われる、テラピン・パペット・シアターの「小さな島とエヴァ」で協力した、日豪のキャストとスタッフ
写真提供:愛知県芸術劇場

東日本大震災被災児童自立支援プロジェクト「Support Our Kids」では、今年も6名の女子中高生を、オーストラリアに送り出しました。8月3日の出発を前に、大使館では激励のためのレセプションを開催しました。豪日交流基金が支援するこのホームステイ・プログラムを通じ、参加学生は2週間、クイーンズランド州でホストファミリーと共に過ごします。

学生たちが行った震災についてのプレゼンテ―ションは、心に響く内容でした。彼女たちはまた、伊藤園が提供してくれたお茶を、心を込めて入れてくれました。

日本で活動するオーストラリア関連団体は、2011年の活動開始以来、このプロジェクトの支援に力を入れています。

大使館で開かれた8月3日の壮行会で、日本茶を入れる「Support Our Kids」の参加学生
写真提供:オーストラリア大使館

JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)に新たに参加する約50名の若者が7月31日、業務を開始する前に大使館を訪れました。

オーストラリアの文化を日本各地に紹介する若者たちの意気込みや期待に、コート大使は熱心に耳を傾けていました。

オーストラリアからは1987年以降、4,500名を超える若者がJETプログラムに参加しており、両国における草の根交流の基盤を形作っています。

7月31日の歓迎レセプションで、コート大使と歓談するオーストラリアのJET参加者
写真提供:オーストラリア大使館

この一か月、多くのオーストラリア選手の活躍が日本で見られました。WBSC世界女子ソフトボール選手権大会には、日豪の選手が共に出場し、全力を尽くしました。コート大使は予選リーグのオーストラリアVSベネズエラ戦を観戦し、熱心なオージーファンと会いました。大会でオーストラリアは4位に終わり、決勝で日本を破った米国が優勝しました。

またオーストラリアの競泳チームは、先頃行われたパンパシフィック水泳選手権の前に、新潟県長岡市で事前キャンプを行いました。到着した際、地元の方々の暖かい歓迎を受けました。オーストラリアは金メダルを8個獲得し、米国に次ぐ成績でした。2019年のFINA世界選手権、2020年の東京オリンピックを前に、選手たちは今後も長岡市でトレーニングを続けていきます。

千葉県で開催されたWBSC世界女子ソフトボール選手権大会で、オーストラリア女子チームの試合を観戦する熱心なファン
写真提供:オーストラリア大使館

パースを拠点とする劇団ザ・ラスト・グレート・ハントによる感動の舞台「ニューオーナー/幸せを探して」が、KAAT神奈川芸術劇場と大阪のTACT/FESTで上演され、観客を魅了しました。

「オーストラリア now」のプログラムであるこの作品は、パペットや俳優の動き、アニメや音楽を融合させたもので、客席にいたコート大使をはじめ、あらゆる年齢の観客の心を捉えました。

人々を想像と魔法の世界に引き込む「ニューオーナー/幸せを探して」は、オーストラリアで高い評価を受け、2017年のHelpmann Awardsで最優秀児童舞台賞にノミネートされました。

コート大使とザ・ラスト・グレート・ハント所属のアリエル・グレイ、ティム・ワッツの両氏、8月4日、KAAT神奈川芸術劇場にて
写真提供:オーストラリア大使館

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