2018年9月9日(日)に和歌山県南紀白浜白良浜海水浴場で開催される「第18回オーシャンサーフチャレンジin白浜2018」にあわせ、オーストラリアの全豪サーフ・ライフセービング選手権大会優勝チームと準優勝チームから経験豊富なメンバーの選抜チームを招聘し、同イベントにてデモンストレーションを実施します。
「ライフセービング・パトロール・コンペティション」とは、ライフセービング発祥の地、オーストラリアで毎年実施されている競技会で、フィジカル面の向上を図る競技に加え、救助技術と知識の向上と普及を目的とし30年間開催されている競技です。今回来日するオーストラリア代表チームは、デモンストレーションとして、日本で頻繁に発生する水難事故をもとに作られたシナリオを、チーム力を生かした「救助シミュレーション」を披露します。
デモンストレーションのほかにも、日本のライフセーバー、海の事業に携わる関係者の方々との交流を図り、日本における水辺の救助技術の向上を目指し、地元の浜の安全に寄与する、また、未然に事故を防ぐという世界共通のライフセーバー基本理念の普及に貢献することを目的としています。
開催概要
パトロールコンペティション 代表チームによるデモンストレーション
名称:ライフセービング・パトロール・コンペティション ーデモンストレーションー
主催:ライフセービング・パトロール・コンペティション実行委員会
協力:オーシャン・サーフ・チャレンジin白浜実行委員会
日時:平成30年9月9日(日) 12:50-
オーストラリアチーム選手:Michael White, Brad Doughan, Trent Rowe, Tammy Hagan, Brigette Seymour, Kate Thornton
後援:一般財団法人日本ライフセービング協会(JLA)、オーストラリア・サーフライフセービング協会(SLSA)
助成:オーストラリア政府、豪日交流基金、オーストラリアnow スポンサー
協賛:株式会社サンギ、クイーンズランド州サーフライフセービング協会
オーストラリア代表チームの来日に合わせ、地元で安全な海の環境整備に力をそそぐ白浜町にて、
追加活動が決定!
★子供たちを対象とした「海の安全 青空教室」
開催時間: 13:45-14:45 同オーシャンサーフチャレンジ会場にて
ピンをクリックすると別ウィンドウでマップが開きます。
海における救助はオーストラリアで発展し、サーフ・ライフセービングと呼ばれています。世界のサーフ・ライフセービング団体は、ビーチの安全を守り、水難事故を未然に防ぎ、万一事故が起こった場合の救助という重要な役割を果たしています。ボランティア活動としてこの分野で世界をリードしているオーストラリアのサーフ・ライフセービング活動団体が、1983年から1988年まで、豪日交流基金の支援で日本にサーフ・ライフセービングを導入し、見事に活動を根付かせました。
35年を経た後、今度は、オーストラリア・サーフ・ライフセービング協会方式に基づく競技会「ライフセービング・パトロール・コンペティション」を、日本で開催することを目指します。この方式を導入し、定期的な大会を開催することによって、両国のコミュニティによりよい安全なビーチを提供することができます。
「ライフセービング・パトロール・コンペティション」の競技会は、1チーム6人で参加します。体力的スキル分野、理論分野、心肺蘇生・AED分野、シナリオ分野の4種目の競技で、参加者の知識と技術を競います。ビーチでの管理能力や監視能力、もしもの時の処置のための知識と技術の習熟を目的としており、これらはまさに日本に求められているものです。
このプログラムは、命を救うという共通の目的を持ったオーストラリアと日本のライフセーバーの相互理解と友情を育てることにもつながるでしょう。