高齢者が舞台で躍動するユニークなダンス・カンパニー「マチュア・アーティスト・ダンス・エクスペリエンス（MADE）」が、タスマニアから来日します。

2005年に結成されたMADEは、タスマニアのホバートを拠点に地域コミュニティで活動するアマチュア・カンパニーでありながら、年齢を重ねたダンサー（その多くが高齢になって本格的にダンスを始めたダンサーたちです！）だからこそ生まれる表現を追求した、芸術的にもオリジナリティ溢れる作品を次々と発表しています。

今回、オーストラリアnowの一環として行われる来日公演では、オーストラリアが誇る世界的振付家グレアム・マーフィーが彼らのために創作したオリジナル作品『フロック』を上演。

本作品では、ある高齢の女性が語る人生のさまざまな記憶を生き生きと描きます。

日本と同じく高齢化が進むオーストラリアでも、老いをポジティブに転換するMADEのアーティスティックな活動に、今、大きな注目が集まっています。超高齢化社会を迎える日本。私たちの生き方、年を重ねてからの表現についてなど、様々なことを考えさせられる、非常に奥深く面白いテーマの公演となっています。是非、足を運んでみてください。

開催日時：

9月28日（金）19:00
9月29日（土）・30日（日）16:00〈全3公演〉
会場：彩の国さいたま芸術劇場　小ホール

さらに詳しい公演の情報はこちらでご覧いただけます！

また、講演の前には、高齢社会におけるアートの可能性をめぐり、各国の先駆者たちがレポートをするシンポジウムが行われます。高齢社会に突入して久しい現代日本におけるこの交流会は、大変面白いものになることは必至です。

参加には事前申し込みが必要なため、こちらのリンクからお申込みください。

『フロック』は、豪日交流基金によりオーストラリア政府外務貿易省の助成を受けています。

関連リンク:
MADE Facebook ページ
彩の国さいたま芸術劇場